暮らしの底から水面を見つめる

グッドになりたい日記

20220703 冷静と情熱の間 -岡山編-

2022年7月3日はひじラボで冷静と情熱の間 -岡山編-を観てきました。

いや、なんかすげーものを観た。土屋さんに「食べ物もあるよ!」ってホイホイ誘われて行ったら、寝ぼけた頭にビンタ入りましたみたいな衝撃をいただきました。

1. 土屋雄
今日は聴かせる曲が多かったし、いつも以上に表現力ガン振りな感じだった土屋さん。結婚式の前日に作った曲良かった。39歳になると歌詞に毒を入れたくなるらしい。弾き語りの人って感じの曲ではないけど、ギターと歌だけで表現できるってかなりすごい。劣等星、熱いぜ。後ろにサザンジャンボ置いてあったけど、この人にはMartinが似合う。Martin欲しいわ。

2. てふてふ
パワフルな歌と演奏、ミュージカルを観たような気持ち。ピアノとアコギの二刀流。ステージを動き回ってこれだけブレずに歌えるんがすごい。聴かせるこのバランス感はすごい。高音がひたすらハスキー。人間爆弾が特に好きだった。歌の表現はそうだけど、曲構成がより感情的で人間的。叫んで、囁いて、喜怒哀楽全部詰まったようなステージングでした。

3. イワクニマユ
マイクチェックからぶったまげた。ピアノ弾き語り。あんまり聴かないタイプの歌声、でも水みたいな浸透力がある。営みのブルース。優しいタッチのピアノと繊細な歌声なのに、どうにも心を激しく揺さぶってくる。憧れる歌声。言葉で見るよりライブで感じて欲しい。女という曲に泣かされそうになりました。本日7/4倉敷はクッキージャーでライブされるので是非見てください。


めっちゃいい3マンでした。全員素晴らしかったんですが、特にイワクニマユさんは観て欲しい。この人の音楽を聴いて観て、いろんなものを感じて欲しい。形にしなくてもいいから、短い言葉にするだけでいいから、音楽が好きなら残るものは絶対ある。
帰り道から今現在までイワクニマユさんの曲をずっと聴いているくらいに衝撃でした。
僕は自分のライブがあるので今日のクッキージャーには行けませんが……なおのこと日曜にひじラボで観れて良かった。
こんな素晴らしい3マン観てしまったら、今日のライブめちゃめちゃ力入る。緊張するぜ。
お疲れさまです。ありがとうございました。

僕は今日ペパーランドです。僕のライブも観て後悔ないので、今日はペパーランドかクッキージャーに行ってね。よろしく。

20220625 マッコリナイト

2022年6月25日は岡山は表町BUDDAHでマッコリナイトを観に行きました。

初BUDDAH!
案の定迷ったし、駐車場遠いところに停めちゃってめっちゃ歩いて汗かいた。運動や。

自分がイメージしていたよりもずっとコンパクトな店内で、ステージ(になる場所)と客席がめちゃめちゃ近い! 客席から振り向いたらすぐカウンターがある! スピーカーデケェ!
かなり不思議な場所でした。音のバランスが良くて演奏しやすそうでした。ドラムセットも置いてあってバンドも出るときがあるとか。すげぇな。

1. マナブ・ヘンダーソン
作務衣はパンク、アコギでもマナブ・ヘンダーソンはパンク。6弦をかき鳴らしてオイ!坊主!って、あの曲はやっぱり息子さんの曲だったのね。歌詞世界はフォークっぽいテーマだけども、メロディーやギターはめっちゃストレートで指先にロックンロールの魂が。今回初めて観たのに何度か観ていると勘違いしていたのは、マナブさんのソロCDがすごいライブ感あるミックスだからなのかも。オススメです。銀堀讃歌好きなんだよな〜要チェックや。

2. ファズモトヒロユキ
音楽愛、パワーポップ愛の塊。その愛をただただ真っ直ぐ曲に詰め込んで、そりゃもう好きになるしかないでしょうよ。メロディーに対しての言葉の当て方、声にもギターワークにも全部パワーポップへの愛情しかない。曲のシチュエーションが生活感あるのも良さ。生活に根ざした音楽。ファズモトさんの人柄を観た曲と演奏でした。この日会ったのが初めてやのにもう大好きや。NIGHT&DAY、デッケェ声で歌いたくなる。寝ないと死ぬで?

3. オオモリケイスケ
メロウなロックンロールで撃ち抜いてくれ。新しいウェポンで初ライブ、いい音でした。プリアンプの効きが良くて自分も欲しくなっちゃうわ。内側から沸きあがるようなエモーショナルな曲たち。憧れが似ているというのもあるのかもしれませんが、オオモリさんの歌は僕への浸透率がすごい。自己の過去と今と願いの音楽。最後に演奏した1985って本当に魔法みたいな曲だなと再確認、良すぎて泣きそうになった。人に教えたい名曲。

4. 刹澤尚志
大阪からの刺客。てらさわたかしと読みます。TMGEのTシャツに長髪、ロックンロールでしかない。リバーブの効いた重たいギターはナイフのようで、絞り出すようなささやく声、時に吠えるように歌う。ずっしりと確実に紡ぐ音と言葉がボディーブローのように効いてくる。夕方ビューティフル、名曲や。言葉選びにオルタナを感じた。湿度たっぷりのその世界観、大好きだぜ。岡山大好きで1ヶ月毎に来とるらしい。来月も来るらしい、BUDDAHに。

5. 遠井地下道
奈良からの刺客。この人が歌うと世界がパッと明るくなった。伸びやかで嘘なんてまったくなくてAlrightと高らかに歌う。この人も魂がパンクス、そしてロックンロール。左腕の人間とシャツに描かれたHAPPY、この人をこの人の音楽を表すのにピッタリな言葉だとおもう。人間くさくて、生きるということを楽しんで、外からも内からも魅力がいっぱい。夕立、ブルーハーツを見た。憧れだってそのまま丸ごと出してしまう、そういう音楽家が僕は好き。

ヘッドライナーは下津井港、別名打ち上げ。
とにかく大変だった。気づいたらDESPERADO終わりのトキさんとかイサオさんとかいたし、スッシーさんはすでに出来上がっていた。カキは食べれなかった。でも村上さんがおいしいと言っていたラーメンは食べれたのでHAPPY。
トキさんは飲み足りなかったみたいで「俺んちで飲もうぜ!」って言ってた。時間は午前の3時半だった。最後、地下道さんとファズモトさんとさよならして僕はちゃんと帰りました。

マッコリナイト、最高の夜だった。最高の夜でしかなかった。酒は飲めないので全然マッコリナイトではなかったけどまた行きたいぜマッコリナイト。表町BUDDAH。
最後にその日の一番いい写真を置いておきます。華麗なるマッコリ一族。お疲れさまでした。

組むか、バンド

今弾き語りオンリーで活動をしていて、最近、というわけではなくなかなかな頻度で観てもらった人から「バンドで観たい」と言ってもらえることが多々ある。
「バンドやっている人が今回はソロで出ているんだとおもった」って言われたのもあった。
カホンを叩いてもらって屋外のライブに出たことがあったし、なんならベースドラムギターと4人でスタジオ入ったこともあった。でも定着はせず。それらももう1年以上前になるのか。

ひとり弾き語りのが楽しい、というわけではなく、ぶっちゃけ楽。これに尽きる。ライブに出るのも自分の都合だけ考えればいいし、練習も自分のペースでやればいい、考えていたセットリストを当日ごっそり変えることだって自由だ。
素っ裸でお客さんと対峙する弾き語りというものもだんだんと好きになってもきているし。どこででもできるってやっぱりいいよね。

というか別に弾き語りをやめるわけではない。なんかダラダラ書いてるが。
毎月どこかしらでライブをやっていてそれをバンドで、というわけではなく、ほんとたまーにバンドでライブをしたいだけ。例えば年末ライブとか、トキコウジウッドストックROCK DAYSとか、そういう特別な企画のときがいい、とりあえずは。もしかしたらバンドが楽しくなってそっちがメインになってしまう可能性もあるけど、そうなったらそうなったらでいい。とりあえずギターギャンギャン鳴らして、ベースブンブン唸らせて、ドラムドコドコ響かせることがしたい。今年のROCK DAYSに参加させてもらって、その気持ちがデカくなった。ペパーランドの慶子さんからも「例えば年末ライブ一夜だけなら協力してくれる人はいる気がするよ」と背中も押されている。

組むか、バンド。

どういうバンドがやりたいかって、とりあえず自分の曲をバンドでやってみたい。できるならギターは2本欲しい。the pillowsが好きなので。
あとデカい音出せるんならなんでも。The Smashing PumpkinsとかWeezerとかDinosaur Jr.みたいに音が歪んでいたらいうことない。そんな感じ。
ベース、ドラム、リードギター募集中です。

友達も少ないしシャイなので、なかなか人に「バンドやろうや……」って声かけれないけど、とりあえず一緒にやってくれる人を頑張って探しながらライブやったり観たりしていこう。

あと自分の音源作る。これはなる早で。

20220604 ROCK DAYS 2022 Day.1

2022年6月4日はペパーランドでトキコウジ企画の2週連続2daysのROCK DAYS 1日目でした。


4月末のラブソング大会で一緒になったトキさんに別件で連絡したとき「出る?」って言われて「出る!」って返して僕も出演することになったロックの日恒例企画です。別名トキコウジウッドストック
初日は15組出演でヤバい多さなのにこれが一番少ないっていうヤバさ。

以下、写真と簡単な感想です。


1. 能勢慶子
1番手、アカペラ、なぜかエアウクレレメタセコイアスマホを借りてオケを流す。いつもの慶子さんだ!Let It Beを歌うときいつも以上に声が大きくてそこにロックンロールを感じました。

2. 上園桂祐
俺。アコギ持って5曲グワーっと歌いました。愛してるぜトキコウジという気持ちを最後のラブソングという曲に込めました。センキューPeace。

3. ヤサイ
諸事情でDr/Voのまつりソロ弾き語り。andymoriっぽいガチャガチャさとポップさ、ステージの段に腰掛けて歌う感じがラフでいいんだわ。ポップなという曲の言葉の繋ぎとメロディの感じが最高。弾き語りもめちゃいいじゃん!

4. 炙りなタウン
デカい音を鳴らすやつが一番つええ!を体現するステージ。かっこええ!これが彼女たちのロックンロール。Vo/Gtゆきなりの真っ直ぐで衝動的なボーカルがギターベースドラムに混じってシンプルで純度の高いバンドを観ました。

5. VANCO-HENDERSONS
パンク!パンク!パンク!最高です!最高です!最高です!畳み掛けるビートと飛び回るリリック、そして跳ね回るVoのMana-booは写真で大体ブレている。すごい生活感ある歌詞をパンクなビートでヤる。変な息子たちの名前は伊達じゃないわ。

6. ホバーボード
そのミクスチャーサウンド/リズムに腰と足をブチ抜かれてズタボロ。楽器の音がデッケェ!カッコよすぎてずっと横揺れして右手突き上げていました。Ba哲郎さんはステージ降りたら異常に面白いあんちゃんでした。LOVE。また観たい。

7. 土屋雄
いつも以上にエモーショナルな歌い回し。これがロックンロール。新曲が土屋さんのイメージにないリズムだったけど、メロディと歌詞がやっぱり良いし馴染む。この人はアコギ一本持ってバンドと戦える人や。Martinの音めちゃ良い、欲しいわ。

8. 8-bit fanclub
轟音もビートもリバーブシューゲイザーの様式美を感じて、その気高いインディー魂に見事やられました。蒼い轟音にただただ打ちのめされるだけ。この90sのオルタナティブなポップ、好きになるしかないじゃん!

9. possession
息をするのを忘れたその幽玄な音世界に連れ去られた25分間。研ぎ澄まされた刀のような切れ味、声も出せないほど。5つの音の混じり方が本当にわけわからんほど美しく、ただただ圧巻されるばかり。Vo.Guの木村さんは絶対ケルト人。

10. ZOO
ブチブチに歪んだギター鳴らして、好きなバンドの名前をでっかい声で叫んで、バンドをやる。少しささくれだったリリックにファズディストーションが合うわ合う。歪んでいるけどピュア、素朴に感じる不思議。

11. 渦
バンババンババババ!センチメンタルパンクス!ヒロトを観た。ソリッドな音像、みんな楽しそうに演奏しているのが本当に良い。イサオさんがサッと入ってカッコいいとこ持っていったのズルいわ!みんなバラバラのTシャツで笑った。

12. クサチダイスケ
ギター/ドラムの2ピースから生み出されるこの超クールなハイセンスオルタナティブサウンドはなんだ。曲構成、フレーズ、リズム、メロディ、まさにオルタナティブで震えた、唸った、やられた。心地よく聴ける、踊れる、最高でしかないわ。

13. KETCHUP HEADS
シンガロング!王道を征くロックンロール。ハイテンションブチ抜きで人懐っこいメロディ、そしてビートがとにかく重くてこれだよ、たまらんぜ。ステージングのボルテージMAXで客席大歓声。さすがのロックンロールでした。

14. HELLBRAIN
唸るリフ、獣の咆哮、重さ、首と腰にガンガンくるぜ。このハードロックの突き刺さるトーンで得られる高揚感、ここでしか味わえない。ヤバいぜ。Ryota、Zakk両氏のギターブッ刺さったのは僕がギター好きだからしょうがないね。

15. トキコウジバンド
圧巻の1000%ロックンロール!もはや横綱。音がマジでデカい。そしてロックンロールへの、一緒に転がり続ける共犯者たちへの愛もデカい。音楽を愛する愚か者たちと肩を組んで、歌って、踊って、イエーって叫んだ!それがロックンロール!トキコウジが愛される理由がわかるステージでした。

全ての演者に言えることだけど、この熱狂とロックンロールは文字だけじゃ伝わらない。
7番手の土屋さんの後半からではありますが、当日配信されたアーカイブがあるので是非チェックしてください。
【TOKI KOJI presents - ROCK DAY 1】 - YouTube

今日2日目が無事終了、ここで折り返し。3日目、4日目がまだあります。とてつもないぜ、まさにウッドストック。トキさん全部の演者最前で観ていたんだぜ。マジですごい。パワフルさ見習わな。
引き続き配信もあるようなのでペパーランドのアカウントを要チェックや!
ひとまず、初日出演者の皆さん、ペパーランドスタッフの皆さん、そして首謀者のトキさん、ありがとうございました!
最高の夜を更新してしまった!!!

愛してるぜトキコウジ!!!!!来年も出たい!!!!!!!頼みます!!!!!

イエーって言え!!!!!!!!!!!!

20220430 ペパーランド ラブソング大会

2022年4月30日はペパーランドでラブソング大会でした。

ラブソング書き下ろして発表しようぜ〜という企画で、こういうのに初めて参加したわけですが、めちゃめちゃ楽しかったわけです。
昔は参加者40人とかだったらしいですが、今回は16名という数字では半分以下なのにとてつもない熱量でした。

以下、簡単な感想です。

1.能勢慶子
トップバッターは我らが慶子さん。アカペラで曲と、それから詩を披露してくれました。心に引っかかるワードセンスさすが。なんでもやっていいを体現。「あなたの唇も乾かしてしまう」という言葉がすごい残った。

2.岡茂毅
ケッチ、BOMB KETCHでギタリストの岡さん。新曲一球入魂。夜に染みる歌とギター、描かれる世界にグッと引き込まれる。明かりはひとつだけ。情景が浮かんでくる回る言葉群。繊細で静謐な楽曲にやられました。

3.梨沙
CALL CLAPMANでベースの梨沙さん。新曲一球入魂。アップライトベースで弾き語りかっちょええ。凛としたボーカルで歌謡曲的なメロディ歌われたらやられますわ。どこかブルースも感じた。グルーヴエグい。

4.森岡大輔
ホバーボードの森岡さん。新曲一球入魂。シンプルなメロディー、ストレートなラブソング、爽快感最高です。綺麗なフォーシームのような。切なげなワードもどこか清々しい。「ゼロを受け入れられたなら」良い。

5.石原慧
ケッチ、BOMB KETCHでギタリストの石原さん。新曲一球入魂。ラブソング大会の発起人。JCにアルミギター、ジャリッとした音たまらん。どこか土と風を感じる懐の深さはオルタナティブフォーク。その歌心は備前ニール・ヤングですわ。

6.上園桂祐
俺。Sonic YouthのTシャツ着て新曲と既存曲やりました。

7.マナブ・ヘンダーソン
VANCO-HENDERSONSでボーカルのマナブさん。ナチュラル、体ひとつでぶつかってくる魂の歌高らかに。70年代の心を感じる。二郎さんのライスシャワーのカバーも胸を打ちました。「フォークもパンク」名言頂きました。

8.加治昇一郎
向こう岸でギター、possessionでドラムの加治さん。紡ぐ言葉のリズム、湧き出るメロディーがマジ心地良すぎる。背景にルーツミュージックが見える。アメリカにいたらSUB POPから曲出してるとおもいます。サイダーは名曲。

9.mur mur
さんだるズ、possessionでベースのmur murさん。ベース弾き語りで00年代インディーロック/ポストパンクぶちかまされた。鳴らすベースライン、リズム、ただただ馴染むわ。最後ルーパーで重ねてファズ踏んだの最高。

10.Maccoy
confusion、25centのマッコイさん。言葉とビートの肉体感、嘘のないパーソナルな音楽は心の奥に響く。向こうにある光へ向かっていく感じが本当にたまらん。惑星、大好きだ。アルバム待っています。

11. 木村匡孝
possessionでギターの木村さん。新曲一球入魂。Sigur RósのJonsiかとおもったマジで。霧霞んだボーカル、山々を見た荘厳な雰囲気、叙情的な世界で場を完全に支配してました。息を呑む美しさ。

12.ZALAR
サイコロ、KHACT BOMB CHOSSのZALARさん。波が迫ってくるようなフロウ、ファニーなライムに打ちのめされた。ネックロマンス後半の大和言葉の部分がめちゃ好きです。没入しすぎて呼吸忘れてた。

13.おーたけ@じぇーむず
一寸先闇バンドでギターのおーたけさんが帰ってきた。スーパーギタリストでポップでキュート。指ハート。切り裂くリズムとエモーショナルなボーカル。新曲あまりにも良すぎて胸が締め付けられました。また帰ってきて。

14.トキコウジ
トキコウジバンドで首謀者のトキさん。存在の歌、生き様がそのまま写されたような純粋さ、ロックンロール、生命の輝きをそこに見た。輝く夜を追いかけている。胸いっぱいの愛を、アンセムや。チューニングがおかしかったのもロックンロール。

15.田中雄大
ex. The Jerry Sloneでギターの田中さん。おーたけさんのTaylor借りて完全生音でした。あの声でTell me whyなんて歌われたら最高に決まっている。鳴らされる音楽、切れ味がすごい、好きでしかない。UK/ニューウェイブ感も良い。

16.マッシュ星川
今回のラブソング大会の開催者の星川さん。新曲、短歌、詩、ひとりで全部やられてどれも熱量最高潮。「インスタグラムいとうらめしい」笑った。熱いのは勘弁、サマーインザモーニング。クセになってしまった。

ひとり10分新曲必須、これがまたバランス良くていろんなものを聴かせていただけました。楽しかった。
ラブソングと纏めても書く人の数だけいろんな解釈があり、自分じゃ表現できないようなものが多くて勉強にもなった夜でした。得たものがめちゃ多い。参加してよかった。

最後になりましたが、主催の星川さん、会場であるペパーランドのスタッフの皆さま、参加者の皆さま、お疲れさまでした&ありがとうございました。

4月最後の日も最高の夜でした。

Gibson J-45 custom 2年目

今日はGibson J-45 customを購入して2年記念日です。f:id:fuzzmeeeee:20220317092312j:plain
買った経緯や諸々は過去記事のこちらからどうぞ。
ギー太の首置いてけ - どうかおれを好きになれ

2020年2021年と時間が経つにつれ、パーツが変わったり壊れかけたりといろいろありましたね。買って半年で内部に血が飛び散ったのも随分昔のように感じる。
一時期マジで売ろうとしていたし、古YAMAHAばっかり弾いているときがありましたが、今はこのギターばっか弾いています。ライブが近いっていうのもあるが。
ライブではこのギターを使っていることが圧倒的に多いです。
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派手派手なギターなので覚えられやすい。

購入当初から大きく変わった場所はピックガードとピックアップの2点でしょうか。

赤べっ甲の薄くて小さいピックガードから、茶べっ甲の厚くて大きいピックガード(ダミーネジ付き)に変更しました。
これ変えたからって音に大きな変化はないです(厳密に言うと張り付いているものの質量が大きくなったので音の変化はありますが)が、グッとヴィンテージライクな見た目になりました。まず見た目よ。
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やっぱりラージピックガードのJ-45イカすぜ。最初からその仕様のギター買えばええやんって話ですがね。音も同じくらい大事だから。

ピックアップはLR baggs Element(ピエゾ)からLR baggs Anthem(デュアルタイプ)にグレードアップしました。
ギター内部にマイクがありそれが中の音を拾うので、より生音に近い音がして最高です。おかげで音に関してのストレスがだいぶ減りました。
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生音のときもあるけど、基本ライブハウスではライン通して演奏するので。

YAMAHA買ったり他のGibsonだとかMartinだとかを弾いたりしましたが、今のところこのギターが一番いいです。個人的に当たりのGibsonだとおもっています。低音がとにかくすごいし、高音はローズウッドらしい硬質でクリア。
ヴィンテージとかめちゃ高豪華仕様ギターのが音はそりゃいいですけど手が出ないものに憧れてもね。

また次の1年、5年、10年と弾いて特別な価値があるギターにしたいです。
バカみたいにガツンと鳴るので、みんなもいつかこいつを弾いてくれよな。

ラーメンライスで乾杯

つい出来心で……ではなく、マジで欲しかったものを2022年初買いキメました。
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YAMAHA FG-180をゲットです。

Twitterとかで検索するとゆずのファンの方がだいたい引っかかるということで有名なFG-180ですが、僕は別にゆずファンではないです。
FG-180といえば遠藤賢司さんかElliott Smithですね。やっぱエンケンよ。

前回の記事にあるFG-140を弾いてから「いつかはFG-180の前期赤ラベルを」という想いが強くなり、しかし中古のしかも半世紀も前のギターを弾かずに買う勇気はまったくなく購入前に至るわけですが。
コレクターじゃないので弾くことができない、難しいギターはいらんのです。なら前期型に拘んなやという話なんですが、それにはちゃんと理由があります。

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YAMAHA FGは1966年10月に発表され、その初期モデルには明るい緑のラベルが貼られていたことから『ライトグリーンラベル』と呼ばれます。
オークションでも10万近くの値段が付けられることがあるヤバモデルです。本数もそれほど多くなく、まともに弾けるものはめちゃ希少なので、そういうものはもはや資料ですよ。最初期には単板モデルがある(FG-180はオール合板)とかいう伝説があるのもこのモデルです。

1968年から上の写真の『赤ラベル』と呼ばれるものに変更されます。
この赤ラベルがまた厄介で、72年までの間で細かいマイナーチェンジが多いです。

・ヘッドのYAMAHAロゴが平体→長体→音叉マークに
・ラベルのYAMAHA GUITARが平体→長体
・エンドピンがカバの木製→プラスチック製
・ロッドカバーが釣り鐘型→三角型
・指板ポジションマーク5mm→3mm
・ピックガードの形状変更(数種類あるらしい)
・ペグが肉厚タイプ→肉薄タイプ

もしかしたらまだあるかもしれん。イレギュラー仕様とかもあるみたいでもうわけわかりませんが、これの最初らへんのモデル

YAMAHAロゴ(平体長体問わず)
・ロッドカバーが釣り鐘

で弾ける状態のものを探していました。製造年でいうと68年か69年製のモデルです。
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ナイス釣り鐘。釣り鐘型ならだいたいYAMAHAロゴです。
出会ったFG-180はまさにドンズバモデル。シリアルとパーツ類から68年初頭だとおもわれます。
何故前期型に拘るのか?
個体によって音がまったく違う上に、前期と後期でも異なるという話を聞いたからです。良いとされる赤ラベルでもフォークブームによる増産でそれ以降の質が変わったという話もちょいちょい見ます。

出会った実機の話に。

弾かせてもらったときはMartinのRetroという古い弦を復刻したものが張られていたのですが(こいつがなかなかクセ強弦で、派手な音はしないが乾いた歯切れの良い音がする)、大きな鳴りとガツンとした低中域に一瞬で恋に落ちました。
持っていたFG-140が中高域に特徴があり、材は違えど近いキャラクターだろうと思い込んでいたのでいい意味で裏切られました。
大袈裟に言ってしまうとヴィンテージGibsonのキャラクターに似ている(似ているだけであの音が出るわけではない)。カラッと乾いていてガランと鳴る。まぁそんなに古Gibson弾いたことないけど。
低音はおもったより鳴る。単板と比べるとどうもぼやっとした音ではあるんですが、とにかくガツンとくる。
『響く』よりは『鳴る』ですね。真っ直ぐ、遠くに鳴らせます。
Martinをもとにしたギターだからなのかたまに言われる『鈴鳴り』という音もこのギターではわからんかったです。音はどっちかというとGibsonなので暴れ気味でタフな感じ。YAMAHAに綺麗さを求めるならLシリーズを買うのがいい。

ネックも太くてV型のFG-140とは違い、平均か現代的なギターに比べて気持ち太い?と感じるU型。70年代の赤ラベルを何本か弾いたことがあるのですが、そのどれよりも細めに感じました。ボディの小さなFG-150の方が太いものが多いと気がします。
弦高6弦約3.5mmとちょっと高めですが、弾き語りでガンガン弾くタイプなのでまだ大丈夫かな?と判断してそのままにしています。案外気にはならない。ネックも真っ直ぐで勢い良く弾けそうなギターです。

FG-180とFG-140がほぼ同じ音、という人もいますが、少なくとも自分の手に入れた2本は全然違う音をしています。どちらが良い悪いではなく性格が違う。使っている材が違うんだからそりゃそうだって話ですが。
もしかすると70年代の後期FG-180ならFG-140と似ているのかもしれません。
共通しているところといえば、合板ギターなので低音の解像度がもっさりしています。どれだけ材が乾いていても合板ですからね。

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持って帰ってとりあえずD’Addarioのコーティング弦を張ってみたら、フォスファーなのでだいぶ滲み感が強く出てしまった。あとゲージも落としてしまったらダイナミックさがすっぽりと抜け落ちてしまったように優しい音になってしまって、結局最初のRetroライトゲージに戻しました。
優しい音もありなんですが、自分が使うならガツンと鳴らしたい、その上で優しい音が鳴らせるのが理想です。
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割と貴重なギターなんですが、ライブでも使いた〜いとなっているのでピックアップ付けたりペグ変えたり消耗品交換したりしていく予定です。
価値は下がってしまうけど使ってナンボや。

わからん人には全然わからん内容でしょうが、こいつは憧れを手にしたと理解していただけたらオッケーです。サンキュー。