暮らしの底から水面を見つめる

グッドになりたい日記

20220709 揺れるカゲロウをみた

2022年7月9日はペパーランドでOstro企画の揺れるカゲロウをみたを観てきました。

去年年末ライブで一緒だったOstroのGu/Vo岡田さんに誘われて、そのときは岡田さんソロで弾き語りだったので実はバンドを生で観るのは初(配信とか動画では見ている)。
「岡山のいいオルタナを揃えました」なんて言われたら行かないという選択肢はない。

1. ローレルズ
初っ端からゴリゴリのオルタナティブミュージックで最&高。吐き捨てるような、噛み付くようなシリアスなボーカルに頭と腰にクるブンブン歪んだベースが乗っていく。3曲目のドラムのグルーヴ感ヤベ〜好き。ひたすらかっこいい。歌っているときのしかめ顔、最高に好き。w.o.d.のライブに来たんかとおもった。いきなり凛とした空気のライブぶちかまして、いい夜になると確信しました。

2. Human dogs
ゴリッゴリのUS。アルビニの残響。シカゴかシアトルのバンドか?地下室の埃っぽいにおいがする音楽、マスロック感、ハードコア、好きでしかない。日本のSlintやん。フリーキーなファズギター、ひたすら鋭利で空気を裂いていく。直線的なベースはザグザグリフを刻んで、タフで鋭利なドラムのリズムにガッツリ腰持っていかれた。この縦ノリ、ヤバい。オルタナってドラムと歪みやなと再確認。

3. little lamplight
唯一の4ピース編成。UKの香り。サーストン・ムーアモデルのジャズマスでまず好き。ジャガーのリアがハム、たまらんぜ。ギターもベースもボードがデカい、シューゲイザーや。空間を支配する憂いた歪みにため息がもれた。ただデカい音!じゃなくてその音像に心地よさすら覚える。2曲目の蒼さ迸る疾走感超好き。あとトレモロアーム持ったままのバッキング、その美学に乾杯。

4. オトナリ
広島からやってきたゆるりロックバンド。暖かみのある人懐っこいメロディーに真っ直ぐなボーカルと歌詞、好きになっちゃう。リズム隊のふたりが本当に楽しそうに弾くのがマジで良い、好きになっちゃう。しっとりな曲、その歌心が胸に響いて気持ちいい。前のめりな演奏、佇まい、人柄のわかるMC、3人がとにかく音楽が好きなんだなとはっきりわかる素敵なパフォーマンスでした。

5. Ostro
岡田さんのボーカルは衝動的な、儚げな表現力が頭ひとつ抜けているとおもっている。1曲目からフルスロットル、瞬きも息もできない。ポストロックと歌もののバランスがとにかく絶妙。バンドとしての完成度が高くて、こういう歌の岡山バンドで一番好きかもしれない。初企画というのもあるのか、ライブの熱量がとにかく半端ない。ブレイクが気持ちいい。空が落ちてくる、うっかり泣きそうになった。その熱量と美しさよ。


晩飯も食べずにただただかっこいい音楽にうちのめされて最高の夜を更新した。誰にも頼まれていないのについブログも書いちゃうくらいの夜だった。友達も増えた。ライブハウス最高か。
かわいいステッカーも買った。その代償に足が水たまりに浸かった。バンドマンはみんなステッカー作ってくれ。買うから。

全組鳴らす音楽のカラーが全然違うくて、飽きるなんて言葉がないあっという間の約2時間でした。あと全バンドドラムの迫力が本当にすごかった! ベースガンガンに歪んで、ギターギャンギャンに鳴らして、僕の好きな音楽がペパーランドにいっぱい詰まっていました。
バンドいいなぁってすげーおもいました。みんなと対バンしてぇ〜バンドやるか〜
あと自分も負けてらんねぇって強くおもったので、次のライブまでガンガンに練習します。

出演者/観客の皆さま、ペパーランドスタッフさん、主催のOstro、お疲れさまでした!!!