暮らしの底から水面を見つめる

グッドになりたい日記

ディレイ・シュシュのすべて

音楽紹介するの疲れたので一旦休憩です。最近真面目な文が書けなくなってきました。

最近ディレイ熱がまた湧き上がってきました。
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DD-6は神ペダル。
正直これで十分な気もします。

僕が考えるDD-6のいいとこ

・デジタルなのにディレイ音が言うほどクリアじゃない
いや、アナログディレイに比べたらクリアなんですよ。BOSSっぽい中域の曇りと言えばいいのか、なんか微妙にローファイ感がある。ただ良くも悪くも普通のデジタルディレイです。DD-7はもうちょっとクリアな気がする。

・意外に多機能
80ms 300ms 800ms 2600msの各タイム切り替えにHOLDモード。殆どオマケのようなREVERSRモード(ちゃんとリバースするけど地味)。踏み続ける間フィードバックが増加して音量が跳ね上がるWARPモードと通常のBOSSサイズの中にこれでもかと機能が積まれています。

・飛び道具として使える
上の続きになりますが、WARPはこれとDD-20にしか搭載されていません。踏みっぱなし意外では普通のディレイとして使えるので正直WARP固定でいいんじゃないかと思います。どこで使うかはともかくね。
あと結構簡単に発振出来ます。アナログみたいな太さはないですが、フィードバック多めにしちゃった!ギュルルル!って感じで。使えるかはともかくね。

・操作しやすい
やっぱりBOSSペダルって感覚的に操作出来ますね。DD-20とかマジもんの多機能ペダルは知りませんけど。

・消費電流55mA
電池で使うとすぐ死んじゃうけどね。

・踏みやすい
BOSS。

・入手が比較的容易
BOSS。だけど生産終了品なのでどこにでもあるわけではない。

Bloc Partyのラッセルが使ってる
今も使ってるかは知らん。

こんなもんですか。いいところばっか書いた気がしますが、同時に悪いところでもありますな。
ディレイの使い方って各々あると思いますが、脳みそが瓦煎餅より堅い僕の頭では『ショートディレイでかけっぱなし』『もわっとさせて雰囲気を出す』『コードやリフがさみしい時に厚みを出す』『アルペジオ』『メタメタにかけて飛び道具』くらいしか使い道がわからない。そして何より僕はギターがちゃんと弾けない。
最近じゃアナログディレイも長いディレイタイムを持つようになりましたが、ぶっちゃけソロとか弾けないしシューゲイザーやるわけでもないのにショートディレイで十分っていう。ご存知の方はいると思いますが、僕はファズとかいうゴミが好きです。マフだろうがファズフェイスだろうが、デジタルよりももわっとした雰囲気のあるのが馴染みがいいんですよね。トーンが付いてるやつは知らん。

で、DD-6を総括すると……
ファズを使いたいがために飛び道具としてしか使ってない
といった結果に。普通に弾く分にはこれでいいんですがね。

そしてディレイに求めることと致しましては……
・トーンがいじれる。もしくはアナログライクな音(回路がアナログだデジタルだはどうでもいい)。
・タップはいらない。踏みっぱなしでも使える。
・エコー的。
・旧筐体Deluxe Memorymanのように巨大ではない。でも最近流行ったミニサイズは踏みにくいのでイヤ。
・値段が高すぎない。
・残響に個性がある。

ここからは必須事項ではないけどできればクリアして欲しい事項

・踏みたくなる見た目。
・Z.VEXのように横長のレイアウトは起きにくい・踏みにくいのでできれば避けたい。

こんな感じ。で、いろいろ調べて候補を絞っていきます(順不同)。

・BOSS RE-20
みんな大好きスペースエコー。見た目がカッチョイイ。元ネタ通りリバーブ付き。値段も控えめといえばそんな感じ。
ちょっとデカイ。やっぱりBOSSらしさはあるし、今となってはこれよりいいものはありそう。

・BOSS DM-2
やっぱりこのディレイ音は好き。バイパス音もいい感じに劣化してボワっとしそう。いい意味でチープ。電池駆動出来るのが何よりもいい。何がエコじゃ。
出物はあるけど如何せん高い。ボロい筐体は我慢できるけどプレミアとか舐めてんのか。来月出るDM-2Wはアナログのくせに消費電流が40mAだから眼中に無い。

・Maxon AD900
ボワっとする。トーン変化が少ないらしい。大きさは許容範囲内。専用アダプターだけどディレイ以外電池だし面倒だけど問題はない。発振は前期後期でするしないがあるらしいけど、発振はオマケなのでどうでもいい。
ただその劣化が少ないために普通のディレイに感じる。生産終了品なので地味に入手しづらい。見かけはする。

・strymon El Capistan
テープエコーシミュレーター。音はかなりいいし機能も表に出てない裏モードとかもあり、エコー系のある意味決定版。RE-20と同じくリバーブも付いている。筐体も機能の割に小型。ワウ・フラッターしゅごい。外部ペダルでプリセット保存できる。
ローファイ感は出てるけど音に立体感があるのでどこかクリアに聴こえる。使いこなすにはまず機能を把握しないといけないくらいシミュレーターとして優秀だけど、やっぱり値段は高いし中古はあっても即消える。

・Catalinbread Belle Epoch
EP-3が元ネタ。バッファも再現してるらしい。実機見たことも弾いたこともないけどEl Capistanよりヴィンテージっぽく感じた。これとトーンベンダーでミック・ロンソンになれる。
デザインがダサい。どうにかならんかったか。明確にEP-3が元ネタと公言しているので元ネタ以上の機能はない。競合しがちなEl Capistanと比べてどうしても機能性は落ちてしまう。

・Catalinbread Echorec
夢のエコーレックが元ネタ。他にこういったモデルのコンパクトペダルはない。独特の浮遊間、不穏感は大好き。これとマフでギルモアになれる。動画は基本モジュレーションがかかっているけど一応内部トリマで調整できるらしい。某氏(佐々岡似)曰く完成度は高いらしい。
残響は高音が返ってくるのがどうにも。普通にディレイとして使うならBelle EpochやEl Capistanか?音が独特なので使いどころを考えてしまう。デザインどうにかして。

・Malekko Ekko 616  Dark
本当にダーク。DM-2っぽい?モジュレーションがスイッチで切り替えできる。珍しくバイパス切り替えも表から可能。値段も抑えめ。モジュレーションはエグいというよりドローンとした感じで好み。
ツマミがいじりにくそう。ちょっとわざとらしく聴こえる部分がある。ディレイタイムがアナログの割に長いのは、そこまで使わないしどっちでもいいか。

・Rockett Pedals Alien Echo
モジュレーション切り替えがフットスイッチで出来るのが何よりもいい。そのモジュレーションもCarbon Copyより設定幅は広そう。トーンが付いている。横置きレイアウトだけど少し大きい筐体を使っているから問題はない。
残響はスッキリしていて、あくまでこれはアナログを目指したデジタルディレイ。印象は音も機能も普通に使いやすそう。ある意味アナログ風というのは「デジタル・アナログ」とは違うまた一つの分類なのかも。ここのエフェクターは他のも気になる。筐体の形がかわいいしデザインもシンプルで好き。

・Empress Effects Tape Delay
名前の通りテープエコーサウンド。意外とシンプルな操作。と思いきやプリセット設定やヘッドルーム調整、バイパス切り替えができるらしい。プリセットはLEDの色で識別可能。上記のテープエコー系よりはハイファイで音がよく、使用用途は広く思える。
どうにも音がハイファイ過ぎる。機能性はいいのにこれを選択肢に入れるなら他のディレイも候補に上がる。「音はオーガニックで太くてSNも抜けも最高」っていいところを言い換えて潰しちゃってるような。値段も高い。

・Way Huge Supa Puss
Aqua Pussの発展系。トーンで残響のサウンドコントロール、ゲインで濁りを調整できる。モジュレーションも付いていてこの値段は魅力的。消費電流も抑えめ。
長いディレイタイムが特徴だけどそこまで必要か?巣のキャラクターはAqua Pussと同じくクリア。調整は出来るとはいえ、他のペダルのような個性は薄め。

番外で
・strymon FLINT
ディレイではなくリバーブだけど古臭い音が出るので一応候補に。
青空と違う普通のリバーブに古臭いトレモロの2in1。strymonらしい奥行きのある音というのが他の空間系に比べて薄い。良く言えば正統派。各3モードあり、主張するものからさりげなくかけるものまであるのに何処か全体的にレトロさがある。
派手さはない。strymonらしさはやっぱりある。他と同じく新品は高くて中古は見かけない。


ウーム、悩みますねえ。歪みはBoRかRAT、もしくはBD-2の前段にコンプでいいやって感じなんですが、空間系ってその人の求めるものがダイレクトに出るところなので難しい。機能を求めれば値段も上がりますしね。