暮らしの底から水面を見つめる

グッドになりたい日記

ギー太の首置いてけ

気づいたらだいぶ経っていたので今更書いていこうとおもう、ギターのことを。
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このギターを買ったのは20200317でもう半年も経っている。割と勇気のいる買い物だったのに書いていなかったのはだいたいTwitterのせいである。パッとつぶやけるからラクしちゃうの。


以前使っていたのがK.yairiという岐阜にあるメーカーの小さいサイズのギターで、ピッキングが雑に強い自分の弾き方に合っていなくて普通のサイズのギターを2月くらいから探していた。ライブで一緒になった人から「ボディが大きい方が強い振動に耐えられる」と聞いて、なら普通サイズのギターを買おうと。
そこで出てくるのがMartin、Gibsonといった有名メーカーのもので、前者がD-28、後者がJ-45というモデルがThe王道と呼ばれるものになる。とりあえずこいつらを弾いて自分が求めるタイプに絞ろうと弾いたのがライブから1週間後くらいだった。


楽器屋でローコードでEとAadd9とDadd9を弾いてみると、YouTubeで聴く以上の違いがはっきりわかった。ぶっちゃけ綺麗な音はMartin D-28で、1弦から6弦までキラキラしている。都会的な育ちの良さはまさにアコースティックっという音。対するGibson J-45は各弦の煌びやかさより和音のまとまり方が気持ちいい。Martinが都会ならこっちは郊外的なキャラクターで、コードガンガン弾く自分にはJ-45のが好きなのかもと。
それからGibsonのギターに狙いを絞って探しまくってインターネッツで探したり数少ない楽器屋回って、そしたらコロナ禍になっていろんなライブがなくなってまぁ大変。金使ってる場合じゃねぇとはおもいつつ、これからいろんなことが変わる上で音楽の存在は消えることはないだろうし、自分の体とこれさえあればどこでだって演れるし無駄にはならんと強く自分に言い聞かせながら探して探して、それで楽器屋で出会ったのが購入したギターだった。

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このギターはGibson J-45 Customといって通常のJ-45とは使用材違いのモデルになって、プロで使っている人ではmiwaくらいしか見たことがない(そのmiwaが使っていたのは多分J-45 Rosewoodというモデルチェンジ前のもの)という割と珍しいもの。2010年製ですでに10年経っているのに、前オーナーさんはプレイヤーじゃなくてコレクターだったそうで、弾き傷もほとんどない綺麗な状態で売られてあった。
使っている木材が違うだけで音がどれだけ変わるんやって、CoCo壱ゴーゴーカレーくらいキャラクターが違う(ただそう判別できるのはギターに興味がある人間だけなのかもしれんが)。そして使っている木材が違うので普通のよりちょっと重い。あと指板とブリッジにエボニー使っているの超大事(たぶん)。サイドとバックにローズウッドを使っているからスペック的に近いのが実はMartin D-28だったりする。基本はJ-45なのでD-28みたいなリッチな音はしないけど、低音がよく鳴ってJ-45らしい乾いた和音を鳴らしてくれる。買った楽器屋の店長も「スペシャルなギター」言うとったわ。
あとカラーもいい。J-45でナチュラル(木の色のこと)ってなかなかない。例えば奥田民生はサンバーストもしくは赤だし、斉藤和義BUMP OF CHICKEN藤原基央なんかは黒。amazarashiの秋田ひろむもサンバーストだった。そこら辺のイメージが強いので、シンプルなナチュラルカラーが逆に目を引いて良い。そこでライバルに差をつけたがる。


ピックアップは最初についていたL.R.Baggs Elementを外してFISHMAN Rare Earth Humbucking Activeナンタラに交換。弾き語りだとマイク立てるのが一番いい音っていうのはわかってるんだけど、サウンドホールにかけるマグネットタイプの見た目が好き。こっちのが複数の楽器があるときに使えるからっておもってたけど、他の人とやる機会がほぼないから意味なかったわ。
そのあとブリッジとサドルを牛骨にして、弦高を上げて(現状6弦 3mmで弾くのに気合が必要)、右人差し指流血でサウンドホール内の無塗装部に血飛沫が飛ぶなどして、文字通り血と汗が滲んだギターになったというわけ。

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大惨事。ポリッシュでキレイキレイしたんで表面は元通りだけど、剥き身の木にはもうどうしようもないジエンド。でもこのおかげで弦交換自分でできるようになったのでオールオッケー。
弦はエリクサーのライトゲージブロンズ弦を張った。ナノウェブ。エリクサー特有のツルツル感が全然慣れないのと高音弦がピーキーかなとおもったけど、ライン通したら結構人に音を褒められるから悪くないだろう。でもやっぱり他も弦も気になるからJ-45に合う弦の情報お待ちしております。


“気持ち”がギターに入ったからか弦高アゲアゲだからかはわからないけど、最近ギターの音がとても調子いい(生音もライン通した音も)。ギターを買ったとこの店長も「めちゃいい音」言うとった。そこに新しく入荷されてたJ-50が気になったけど「買ってもらったJ-45のがいい音だよ」言われたんで弾かなかったし、このギターをもっと上手に鳴らそうともおもった。アコギはだいたいそうなんだけど、まずしっかり鳴らさないといけないので。これは奥田民生も言っとるんで信頼できる。
マジでもっと上手くなっていい曲を書きたいのでマジに頑張るけど最近リングフィットアドベンチャーが届いたのでそっちも頑張る。


長くなったのでこの辺で。グッナイ。