暮らしの底から水面を見つめる

グッドになりたい日記

マイベストなんちゃら その②

もっと短くガッと書くべきですかね。
はい、その2行ってみましょ。


6.Foals - Total Life Forever

瞬間最大風力で言えば1stなんですが、そうきたかと衝撃を受けたのは2ndです。即効性は1stより薄れたものの、進化というか深化方向に進み、美しい世界観を表現していきながらゆったりとリズムにノレる個人的良盤。音の広がりが気持ちいいくらいよくて、少しくらいいい環境で聴くとまた新しい発見がありそう。
ボーカルの個性が若干弱いとレビューで見ますけど、このバンドはこれくらいがちょうどいいバランスなんでしょうね。

Total Life Forever

Total Life Forever




これが1枚目のアルバムかよ……というのが第一印象。過剰なアレンジになっていない絶妙な上手さに、実験的要素を入れながらもキャッチーさを失っていない曲。アルバム全体の統一感もあって収録時間も程よい……元ハードコアバンドらしく時たま入るギラっと光るギターがかっこいいしボーカルがセクシー&動きが気持ち悪い。
エレクトロ〜というよりハウスミュージックっぽさ(ほとんど聴いたことないけど)があって万人に薦めやすい踊れるアルバムです。ライブめっちゃ楽しかったし(ボーカルの動きが江頭だった)3枚目のアルバムも作ってるらしいからまた来日して欲しいな。

Friendly Fires

Friendly Fires



8.The Drums - Portamento

どうしたんだドラムス!!!サーフィンに行こうとか歌ってたじゃないか!!!なんだよ金がないって!!!
EPと1stの「ビーチでパーティしているJoy Division」という評価から一転、なんかよりJoy Divisionっぽく暗くなった2ndアルバムです。まぁ1stのBest Friendって曲なんかはカラッとしていながらも死んだ友人のことを想ってるって暗い曲なんですが、今作は全体的に暗い(それでもポップさっていうのは残ってる)。前々作から前作にかけてが朝から夕方なら、このアルバムは夜。
ぶっちゃけ1stで終わるバンドだと思ってました。ボーカルのジョナサンの動きが江頭でした。サマソニ大阪でもソニックステージがいっぱいになったくらい楽しかった。

Portamento

Portamento


9.Jonsi - Go

まるで音の宝石箱や!なんやこの多幸感は!なんやこの高揚感は!RPGゲームジャケットみたい(友人談)。
Sigur Rosの音楽のイメージって幽玄で美しいという感じじゃないですか。勿論そんな曲もあるんですが、何より自由にヨンシーがハジけてます。PVでカバン叩いちゃったりね。Sigur Rosが静なら今作は動。カラフルで生命力に満ち満ちています。前のめりなリズムに少しルーズなヨンシーのハイトーンボーカルが妙にマッチしてすんなりと耳に入ってきます。
んで何が衝撃だったかというとライブです。サマソニでトリのPixiesの前だったのでちょっと後ろで見るか〜と友達と話してたんですが、演奏が始まって気がつくと前へ前へ……凄いという言葉ではあまりにも言葉が足りなくて、例えるなら途轍もない爆発が会場内に起こっていました。Mumの人だったのか忘れましたが、ドラムがヤバイ。CDよりもドカドカボカボカ打ちのめしていて圧巻の一言。背後の美しい映像も合間ってここまで凄いのかと震えっぱなしでした。ライブに行っている人じゃないですが、本当に鳥肌が立って地面から3cmくらい浮いてたような気がします。陳腐に聞こえるのであまり使いたくない表現ではあるんですが、まさに「神々しい」といった言葉がバッチリピッタリ当てはまります。
Sigur Rosのライブも凄いんでしょうね。できることならあの感覚をもう一度体験してみたい。

Go

Go



10.新谷良子 - 空にとける虹と君の声

声優のアルバムって言わなければわからないジャケットのかっこよさ。新谷良子内田彩にはリッケンバッカーが似合う。
声優のアルバムってT.M.Revolutionみたいな電子音多め、水樹奈々茅原実里みたいに歌唱力が高い人ならボーカルをフィーチャーした曲。もしくは女性らしさを打ち出した曲って勝手なイメージなんですが、新谷良子はポップ+ロック+ガーリー=バンビポップってイメージです。上記の2人ほど歌が上手いわけじゃないんですが、作曲陣が彼女に合う曲を持ってきているのか妙にハマるんですね。勿論声がいいっていうのもありますが(ただ歌い方、というかイントネーションに多少クセがある)。彼女の声は良くも悪くも誰が聴いても普通(にいいね)だねっていうフラットな声質なので、曲を提供する方も振れ幅広くいけそう。幼なじみ声、悪く言えばモブ声。
このアルバム以前はもうちょっとキャピキャピしたロリポップな曲が多かったような気がしたんですが、重厚感のあるバンドサウンドが増えたことで無垢な少女が大人へと成長していく過程のように感じられます。ギターとバスドラの音が目立っているのも要因の一つかも。
次のアルバム(Wonderful World)でより強く出てきますが、R・O・Nの曲がよりロック色を出していて普段声優の曲を聴かない人も意外と聴けちゃうんじゃないかと。バンドサウンドがほとんどというのも大きいかも。
声優のアルバムとかオタクが買うだけだろとか言わずに聴いて欲しい1枚ですね。新谷良子の入門盤としても程よく彼女の特徴である各要素が混ぜ合わされていてオススメです。
あとパンパンの太ももはレベル高いし最高。

空にとける虹と君の声

空にとける虹と君の声


パパッと書くつもりが結局長くなった。30すら持ちそうにないですね。まぁ頑張ります。